水中ポンプ種類 アイキャッチ画像

建設現場や工場、冠水対策など、あらゆる場面で活躍する「水中ポンプ」。しかし、いざ導入しようとすると「工事用、汚水用、清水用……結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

水中ポンプは、用途に合わない種類を選んでしまうと、すぐに詰まって故障したり、本来の排水能力を発揮できなかったりする恐れがあります。逆に、現場に最適な一台を選ぶことができれば、作業効率は劇的に向上し、メンテナンスコストの大幅な削減にもつながります。

この記事では、日本初の水中ポンプメーカーとして70年以上の歴史を持つ櫻川ポンプ製作所が、水中ポンプの種類ごとの特徴と、プロが現場で実践している失敗しない選び方を徹底解説します。

✔︎この記事のポイント

  • 現場の「液質(水の状態)」に合わせた種類選びが故障を防ぐ鍵
  • 「軽量なアルミ製」と「頑丈な鋳物製」の使い分けで作業性が変わる
  • 自動運転(オートポンプ)を活用すれば、管理の手間と電気代を大幅カットできる
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さくゾウ

「現場によって水が泥だらけだったり、深さが全然違ったりするから、どのポンプを使えばいいかいつも迷うんだよね。」

さくみ

「そうだよね。水中ポンプにはたくさんの種類があるけど、実は『何を、どこまで、どうやって送りたいか』を整理すると、自ずと最適な一台が見えてくるんだゾウ!」
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現場に合わせた水中ポンプの種類と用途分類

水中ポンプは、吸い込む水の性質(液質)や、使用する場所の環境によって最適な構造が異なります。ここでは、代表的な種類とその特徴を見ていきましょう。

一般工事排水用:小型・軽量で扱いやすい

建設現場で最も汎用的に使用されるのが、一般工事排水用ポンプです。櫻川ポンプでは、現場のニーズ(持ち運びやすさ重視か、耐久性重視か)に合わせて、特徴の異なる2つのシリーズを展開しています。

①アルミダイキャスト製(USシリーズ)

一番の特長は「小型」と「軽量」です。本体材質にアルミダイキャストを採用することで、従来の鋳物製ポンプの常識を覆す軽量化を実現しました。

  • 特長:100Vの小型モデルはわずか12kg。片手で持ち運べるほど軽量で、設置や移動が非常にスムーズです。最大出力の5.5kWモデルでも54kgに抑えられており、クレーン作業の負担も軽減します。
  • 構造:「過流(ボルテックス)ポンプ」構造を採用。インペラと吸込口の間に広い空間があるため、砂利や異物が詰まりにくいのが最大のメリットです。

USシリーズ(アルミ)一般工事排水ポンプ

USシリーズの詳細はこちら

②鋳物製(U-Kシリーズ)

USシリーズに比べ重量は増しますが、その分圧倒的に「頑丈」なのが特長です。ハードな使用環境が想定される現場で、長期間にわたって活躍します。

  • 特長:全体を鋳物で構成しているため耐摩耗性に優れ、衝撃にも強い設計です。「とにかくタフなポンプが欲しい」という過酷な現場で選ばれ続けています。
  • 構造:「渦巻ポンプ」構造を採用。ポンプ効率に優れているため、エネルギーロスを抑えて効率よく揚水することが可能です。

U-KUSFシリーズ-(鋳鉄製)一般工事排水ポンプ

U-Kシリーズの詳細はこちら

さくみ

「頻繁に場所を移動させるならUSシリーズ、定置で長くガシガシ使いたいならU-Kシリーズ、という風に使い分けるのがプロのコツだよ!」

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サンドポンプ・撹拌羽根付き:土砂やヘドロを強力に排出

サンドポンプは、ポンプ下部に取り付けられた撹拌羽根などで、底に沈殿した土砂や泥を撹拌しながら揚水するポンプです。

底に砂やヘドロが溜まった現場では、通常のポンプだとすぐに吸込口が詰まってしまいます。撹拌羽根の役割は、吸込口付近の水をかき混ぜて土砂濃度を下げることにあります。底に沈んだ砂を巻き上げることで、ポンプ内部での詰まりを防ぎ、効率よく水を揚水することが可能になります。

櫻川ポンプのサンドポンプシリーズは、強力な「撹拌(かくはん)機能」により、沈殿物を効率よく揚水します。

①撹拌羽根付き・軽量(US-Aシリーズ)

アルミダイキャスト製のUSシリーズに撹拌羽根を搭載したモデルです。「泥水排水が必要だが、持ち運びのしやすさも譲れない」という現場に最適です。

  • 特長:ポンプ下部の撹拌羽根が土砂をかき混ぜ、詰まりを防止。ケーシング等にゴムライニング加工を施し、耐摩耗性を向上させています。センサー後付けでオート運転も可能。
  • 主な用途:土木・建設工事の泥水排水

US-Aシリーズ-(アルミダイキャスト)-撹拌羽根付きポンプ

US-Aシリーズの詳細はこちら

②撹拌羽根付き・頑丈(U-K-Aシリーズ)

鋳物製のU-Kシリーズに撹拌羽根を搭載。8インチの大水量モデルまでラインナップしており、大量の泥水処理に対応します。

  • 特長:サクションカバーのゴムライニング(5.5kWまで)や、耐摩耗性に優れたインペラを採用。頑丈さと撹拌能力を両立した、中〜大規模現場のスタンダードです。
  • 主な用途:土木・建設工事の泥水排水

U-K-Aシリーズ-(鋳鉄製)-撹拌羽根付きポンプ

U-K-Aシリーズの詳細はこちら

③サンドポンプ(HSシリーズ)

撹拌羽根で広い範囲の土砂を巻き上げ、効率よく排水する本格的なサンドポンプです。耐久性を高める背圧抜き構造など、独自の工夫が凝らされています。

  • 特長:摩耗しやすい箇所に「サクションカバー当金」を装備。当金のみの交換で済むため、ランニングコストを抑えられます。材質には高クロム鋳鉄(クロム25%)を採用し、圧倒的な耐久性を誇ります。
  • 主な用途:建設工事の泥水、タンク・池・ダムの沈殿物搬送

サンドポンプ | HSシリーズ (鋳鉄製)

HSシリーズの詳細はこちら

④強力サンドポンプ(NHSシリーズ)

ジェットフロー装置と撹拌羽根から選べる、櫻川ポンプ最強のサンドポンプシリーズです。多極モータの強いトルクで、高濃度の土砂も力強く排出します。

  • 特長:独自の冷却装置により「連続気中運転」が可能。浸水検出器やMTP(ミニチュアサーマルプロテクタ)を標準装備し、ハードな現場でのモータ焼損を徹底的に防ぎます。
  • 主な用途:製鉄所のスケール除去、港湾の揚送、極めて過酷な泥土の移送

NHSシリーズ-(鋳鉄製)-強力サンドポンプ

NHSシリーズの詳細はこちら

⑤横型サンドポンプ(HSYシリーズ)

水中だけでなく、陸上設置も可能なユニークな横型モデルです。高効率モータを採用しており、省エネ性能にも優れています。

  • 特長:インペラには高クロム鋳鉄を採用。吸込口がフランジ式のため、タンクからの引き抜きなど配管接続が必要な現場でも容易に取り付けが可能です。
  • 主な用途:陸上でのタンク引き抜き、水中でのストレーナ併用排水

HSYシリーズ-(鋳鉄製)-横型サンドポンプ

HSYシリーズの詳細はこちら

さくみ

「サンドポンプは、ただ吸うだけじゃなく『かき混ぜて吸う』のがポイント!櫻川のポンプは摩耗に強い材質をふんだんに使っているから、長く安定して使えるんですよ。」

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残水・底水用ポンプ:水位1mmまで徹底排水

「ピットの水を完全に出し切りたい」「フロアの仕上げ排水をしたい」といった場面で活躍するのが、残水処理ポンプです。櫻川ポンプでは、置くだけで使えるタイプから、狭所に対応した自吸式まで幅広くラインナップしています。

①残水処理ポンプ(USKシリーズ)

呼び水不要で、置くだけですぐに使用できる汎用性の高いモデルです。床面を傷つけない配慮など、仕上げ作業に最適な設計となっています。

  • 特長:水位10mmで起動し、最終的に「水位1mm以下」までの排水を実現。スタンド部がゴム製のため、受水槽やタイルの床面を傷つける心配がありません。横幅194mmとコンパクトで、狭い場所にも設置可能です。
  • 主な用途:マンホールやピット内の残水、フロア・受水槽・タンクの清掃排水

USK残水処理ポンプ

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②残水処理オートポンプ(UEXKシリーズ)

USKシリーズに静電容量式センサーを搭載した自動運転モデルです。逆止弁を内蔵しているため、停止時の逆流による頻繁なON/OFFを防ぎ、効率よく排水します。

  • 特長:センサーが水位を検知して自動で作動。「変動タイマー」や「固着防止機能」も備えており、管理の手間を大幅に削減します。
  • 主な用途:夜間の雨水対策、河川工事や地下ピットの継続的な残水処理

UEXK残水処理オートポンプ

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③自吸式残水ポンプ(UBVシリーズ)

ポンプ本体は陸上に置き、ホース先の小型ヘッド(直径100mm)のみを水溜めに投げ込んで使用するタイプです。本体を水に沈める必要がないため、極めて狭い場所の排水に威力を発揮します。

  • 特長:ヘッドと吸込口の2箇所に逆止弁を装備し、確実な自吸を実現。重さ15kgと軽量で、道路脇の溝や管の中など、機動力が求められる現場に最適です。
  • 主な用途:道路脇の溝、管内排水、建築現場の鉄筋下の溜水処理

UBV自吸式残水ポンプ

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④自吸式残水オートポンプ(UBVAシリーズ)

UBVシリーズの自動運転タイプです。電極式センサーを採用しており、60秒の固定タイマーで自動停止します。

  • 特長:16kgの軽量設計ながら自動運転が可能。現場を離れて他の作業をしている間も、自動で床面の雨水などを排水し続けます。
  • 主な用途:雨天時の建築フロア排水、溜まりやすい場所の自動管理

UBVA自吸式残水オートポンプ

UBVAシリーズの詳細はこちら

さくみ

「最後の数ミリがなかなか抜けない……そんな現場の悩みも、この残水シリーズなら『水位1mm以下』までスッキリ吸い取って解決できるんだゾウ!」

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高揚程ポンプ:大深度の地下工事やダム建設で活躍

水を非常に高い場所まで押し上げる能力に特化したポンプです。地下深くの掘削工事や、高低差のあるダム建設現場などで使用されます。櫻川ポンプでは、現場の深さや必要な水量に合わせて、以下の3つの専門シリーズを展開しています。

①高揚程・多段ポンプ(U-W2ステージシリーズ)

2ステージ構造を採用することで、同出力のポンプと比較して約2倍の揚程を実現したモデルです。本体がスリムな円筒形のため、スペースの限られた狭い場所での高揚程排水に威力を発揮します。

  • 特長:全面水路構造による抜群の冷却効果。背圧抜き機構によりシールの長寿命化を実現(U-282AW除く)。19kW以上のモデルには「浸水検出器」を搭載し、浸水によるモータ焼損を未然に防ぎます。
  • 主な用途:トンネル立坑の排水、地下室からの排水、ダム工事排水

U-W2ステージシリーズ-(鋳鉄製)-多段ポンプ

U-W2ステージシリーズの詳細はこちら

②超高揚程ポンプ(U超高揚程シリーズ)

全揚程200mまでの圧倒的なスペックをラインナップ。垂直方向への超強力な押し上げが必要な現場のスタンダードです。

  • 特長:インペラには耐摩耗性に優れた高クロム鋳鉄(クロム含有率約25%)を採用。30kW以上のモデルには浸水検出器を標準装備。整備・点検のしやすさも現場で高く評価されています。
  • 主な用途:大深度トンネル立坑、大規模ダム建設、地下施設からの垂直排水

U超高揚程シリーズ-(鋳鉄製)-超高揚程ポンプ

U超高揚程シリーズの詳細はこちら

③高揚程大水量ポンプ(U高揚程大水量シリーズ)

「高く上げたい」と「大量に送りたい」という、相反する2つの条件を同時に満たすハイパワーシリーズです。最大185kWまでの大型モデルを取り扱っています。

  • 特長:高クロム鋳鉄などの耐摩耗材質を贅沢に使用。全モデルに浸水検出器を採用しており、万が一のトラブル時もモータが全損する前に検知できる安心設計です。
  • 主な用途:港湾工事の排水、ダムの緊急排水、トンネル工事の大規模湧水処理

U高揚程大水量シリーズ-(鋳鉄製)-高揚程大水量ポンプ

U高揚程大水量シリーズの詳細はこちら

さくみ

「高揚程モデルはどれも『全面水路構造』。水が少なくなりがちな大深度の現場でも、モータがしっかり冷却されるから安心なんだよ!」

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大水量ポンプ:河川改修や洪水対策などの排水に

「短時間で大量の水を移動させたい」「アンダーパスの冠水を一気に排水したい」といった、スケールの大きな現場で選ばれるのが大水量ポンプです。櫻川ポンプでは、安定したパワーを誇る汎用モデルから、インフラを支える軸流・斜流ポンプまで幅広く展開しています。

①汎用・高効率タイプ(U大水量シリーズ)

トルクの強い4極・6極モータを搭載し、安定した大容量排水を実現する高効率モデルです。大規模な工事現場から農業・養殖場まで幅広く活躍します。

  • 特長:全面水路構造による抜群の冷却効果。37kW以上のモデルには「浸水検出器」を搭載し、モータ焼損を未然に防ぎます。さらに「犠牲陽極」を標準装備しており、錆や腐食からポンプ本体を守ります。
  • 主な用途:豪雨時の道路・アンダーパス排水、灌漑用水の給水、河川・港湾工事排水

U大水量シリーズ-(鋳鉄製)-大水量ポンプ

U大水量シリーズの詳細はこちら

②異物に強いノンクロッグタイプ(Fシリーズ)

詰まりにくさを追求した「ノンクロッグインペラ」を採用。ゴミや雑排水が混じるような、より過酷な液質の現場に適しています。

  • 特長:異物通過径が大きく、効率的な排水が可能です。櫻川独自の冷却装置により「連続気中運転」にも対応。インペラの緻密なバランス設計により振動を抑え、メカニカルシールの寿命を延ばしています。
  • 主な用途:畜産業・各種工場の雑排水、豪雨時の冠水対策、河川・港湾工事排水

Fシリーズノンクロッグ大水量ポンプ

Fシリーズの詳細はこちら

③軸流ポンプ(Gシリーズ)

揚程は低くても、とにかく「大量の水を一気に送りたい」という現場に最適な軸流ポンプです。陸上ポンプに比べて設置場所の制約を受けず、省スペースでの運用が可能です。

  • 特長:4〜8極の強トルクモータを採用。インペラには強度と耐食性に優れたSCS13(ステンレス鋳鋼)を使用し、標準で防食性の高いタールエポキシ樹脂塗装を施しています。最大口径800mmまで対応可能です。
  • 主な用途:高潮・浸水対策、豪雨時の大量排水、上下水道設備、灌漑用水

Gシリーズ-(鋳鉄製)-軸流ポンプ

Gシリーズの詳細はこちら

④斜流ポンプ(Hシリーズ)

Gシリーズよりも高い「中揚程」に対応しながら、大水量を維持できる斜流ポンプです。パワフルでありながら、同クラスのポンプと比較して小型・軽量に設計されています。

  • 特長:最大出力150kW、最大口径800mmまでの重装備ラインナップ。Gシリーズ同様、浸水検出器によるモータ保護やSCS13製インペラを採用し、保守点検のしやすさと信頼性を両立しています。
  • 主な用途:工業用水の給排水、河川工事排水、上下水道施設、大規模な灌漑

Hシリーズ-(鋳鉄製)-斜流ポンプ

Hシリーズの詳細はこちら

さくみ

「GシリーズやHシリーズは、陸上ポンプのような大きなポンプ小屋が不要なのもメリット。現場のスペースを有効活用しながら、圧倒的なパワーで水をコントロールできるんだゾウ!」

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汚水・汚物用水中ポンプ:異物の通過性と耐久性を重視

ビル排水、工場排水、下水道工事などで使用される汚水ポンプには、水に含まれる固形物や繊維状の異物を詰まらせずに排出する能力が求められます。櫻川ポンプでは、樹脂製から大型鋳鉄製、さらには特殊なマンホール対応モデルまで、現場の課題に直結したラインナップを揃えています。

①樹脂・ステンレス製汚水ポンプ(NEXUSシリーズ)

小型、軽量の汚水ポンプです。高機能樹脂とステンレスを組み合わせることで、「軽量」「強靭」「防錆」を高い次元で実現しました。赤錆が出にくいため、衛生面を重視する現場や、メンテナンスを簡略化したい場所に最適です。

  • 特長:一般ABS樹脂の100倍以上の耐摩耗性を誇る合成樹脂インペラを採用。内蔵されたエア抜き弁でエアロックを防止し、低水位での連続気中運転(30分)も可能です。用途に合わせて、異物通過性を重視した「SCR形」、揚水性能とのバランスが良い「SCRS形」、高揚程の「SCRC形」から選べます。
  • 主な用途:ビル・厨房排水、水処理施設、工場排水の原水移送、農業給排水

NEXUSシリーズ汚水ポンプ

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②大型・高効率汚水ポンプ(DSNシリーズ)

詰まりに強く、かつ効率の高い「ノンクロッグインペラ」を採用したシリーズです。最大口径800mm、最大出力90kWまでの大型ラインナップを誇り、大規模施設での汚水移送を支えます。

  • 特長:定形性のある夾雑物を多く含む汚水の排出に最適。22kW以上のモデルには櫻川独自の冷却装置や浸水検出器、MTP(ミニチュアサーマルプロテクタ)を搭載し、連続気中運転とモータ保護を両立しています。
  • 主な用途:下水処理場・し尿処理場の汚水排水、食品工場の雑排水、道路排水

DSNシリーズ汚水ポンプ

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③渦流型汚水ポンプ(DSシリーズ)

異物の通過性に優れた「渦流(ボルテックス)インペラ」を採用したモデルです。繊維性の異物が多い現場で真価を発揮します。

  • 特長:インペラと吸込口の間に広い空間があるため、長い繊維や大きな固形物が混じっていても詰まりにくく、スムーズに排出可能です。
  • 主な用途:下水処理場、マンホールポンプ施設の原水移送、工場排水の汚泥・スカム移送

DSシリーズ汚水ポンプ

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④パッシングポンプ(UF-Vシリーズ)

下水道の更新・改修工事(切り回し作業)のために開発された、現場特化型モデルです。従来の汚水ポンプでは難しかった「1号マンホールへの設置」と「異物への強さ」を両立しています。

  • 特長:最大幅を600mm未満に抑えたコンパクト設計。独自の「片水路構造」により、水位が低くモータが露出した状態でも、排水の流れで冷却しながら連続運転が可能です。インペラには耐久性に優れたFCD500を採用し、異物の多い下水でも安定して稼働します。
  • 主な用途:下水道の改修・切り回し工事、マンホール内の汚水移送、枯葉の混じる排水

UF-Vシリーズパッシングポンプ

UF-Vシリーズの詳細はこちら

さくみ

「下水道工事では『マンホールの狭さ』と『異物の詰まり』が常に課題だったんだ。パッシングポンプは、まさにその現場の悩みを解決するために生まれた『現場の味方』なんだゾウ!」

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清水ポンプ:受水槽の清掃や農業・給水インフラに

砂や泥を含まない「清水」を扱うポンプは、飲料水としての安全性や、長期間安定して稼働し続ける高い効率性が求められます。櫻川ポンプでは、深井戸から地上水槽まで、用途に合わせた最適な清水用ポンプを揃えています。

①深井戸ポンプ(SUEシリーズ)

深い井戸から水を汲み上げるために設計された、パワフルで高耐久なシリーズです。全揚程300mまでを標準化しており、ハードな現場でも威力を発揮します。

  • 特長:錆に強いステンレスプレス製や鋳物製など、環境に合わせて材質を選択可能。摺動部が少ない構造のため、砂による「かじりつき」に強く、保守・点検も容易です。10B以下の井戸用には輪切形ケーシングを採用し、小型・軽量化を実現しています。
  • 主な用途:簡易水道、工業用水、冷暖房用水、融雪、灌漑

SUEシリーズ-深井戸ポンプ

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②水中タービンポンプ(SMEPシリーズ)

接液部にステンレス等を使用した「浸出性能基準適合品」です。飲料水など、揚液の清潔さを保つ必要がある現場に最適なモデルです。

  • 特長:水封式電動機を採用しているため、液を汚す心配がありません。ポンプ最下部から吸い込む構造により「死水(吸い残し)」が発生しないのも大きなメリットです。軽量なため地上水槽への設置もでき、横置き仕様(口径65以下)へのカスタマイズも可能です。
  • 主な用途:一般給水、簡易水道、灌漑

SMEPシリーズ水中タービンポンプ

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③水中タービンポンプ(SMEシリーズ)

SMEPシリーズと同様の水中タービン構造を持ちながら、より大口径・大容量のニーズに応えるシリーズです。

  • 特長:非常に高い効率を誇り、少ない電力で十分な水量を揚水できます。水中設置のため、水槽上部のスペースを有効活用でき、騒音の心配もほとんどありません。大容量のラインナップにより、大規模な給水計画にも対応します。
  • 主な用途:大規模な灌漑、一般給水施設

SME水中タービンポンプ

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さくみ

「清水用は、ただ水を送るだけでなく『効率の良さ』が重要!少ない電気でたっぷり汲み上げられる櫻川のポンプは、ランニングコストを抑えたい現場でも喜ばれているんだよ。」

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特殊な環境・用途に対応する水中ポンプ

一般的な排水だけでなく、極端な高温、腐食、あるいは爆発の危険がある場所など、特殊な条件下で稼働するための専用ポンプも存在します。これらは現場の安全と直結するため、非常に高い専門性が求められる種類です。

ディープウェルポンプ:地下水位低下工法の要

地下深くを掘削する土木工事において、地下水位を下げて地盤を安定させる「ディープウェル工法」。この工法で使用されるポンプには、狭いボーリング穴への設置しやすさと、連続運転に耐える強靭な冷却性能が求められます。

ディープウェルポンプ(UCFシリーズ)

スリムな円筒形で、地下深くへの吊り下げ設置に特化したモデルです。現場の状況に合わせた接続形式や、過酷な環境下での腐食・摩耗対策が随所に施されています。

  • 特長:吐出し口は「ホースカップリング」と「センターフランジ」の2種類を選択可能。特にセンターフランジはモータの中心軸上にあるため、吊り下げ時に重心がブレず、狭い穴の中でも壁面に接触しにくい安定した設置が可能です。
  • 冷却・耐久性能:全面水路構造を採用しているため、水位が変動する環境でも抜群の冷却効果を発揮します。また、インペラには高クロム鋳鉄(クロム25%)やFCD500を採用。さらに犠牲陽極を標準装備し、腐食から本体を強力にガードします。
  • 耐摩耗加工:ケーシングやケーシングカバーにゴムライニング加工を施すことで、揚液に含まれる土砂による摩耗を最小限に抑えています。
  • 主な用途:ディープウェル工事の排水、大深度地下開発における水位管理

UCFアイコン

UCFシリーズの詳細はこちら

さくみ

「ディープウェルは一度設置すると引き上げが大変。だからこそ、重心がブレない『センターフランジ』や、錆・摩耗に強い櫻川の設計が現場で信頼されているんだゾウ!」

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耐圧防爆ポンプ:爆発の危険がある場所の安全を守る

石油化学工場や地下室など、可燃性ガスが発生する恐れのある場所では、わずかな火花が重大な事故につながります。こうした危険箇所で使用されるのが、特殊な防護構造を持つ「耐圧防爆ポンプ」です。

耐圧防爆ポンプ(UEシリーズ)

産業安全技術協会の「防爆構造電気機械器具検定」に合格した、信頼性の高いシリーズです。小型・軽量設計のため、スペースの限られた現場でもスムーズに設置できます。

  • 耐圧防爆構造:万が一ポンプの内部で爆発が起こったとしても、その圧力に耐え、外部のガスや液体に引火させない極めて堅牢な構造になっています。
  • モータ保護性能:UE-40(0.4kW)には自動復帰形の「オートカット」を内蔵。異常な温度上昇時に自動で回路を遮断し、モータ焼損を未然に防ぎます。
  • 耐摩耗性:1.5kW以上のモデルには、摩耗に非常に強い「高クロム鋳鉄(クロム25%)」のインペラを採用。過酷な液質でも安定した性能を維持します。
  • 主な用途:石油化学工場・炭坑の排水、酒・化粧品工場の排水、可燃性ガスが発生しやすいビル地下室の汚水排水

UEシリーズ-(鋳鉄製)-耐圧防爆ポンプ

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さくみ

「防爆エリアでは、性能はもちろん『絶対に火種にならない』という信頼が第一。櫻川のUEシリーズは、厳しい検定をクリアした安全の証なんだよ!」

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耐食ポンプ:薬品や腐食性液を安全に排出する

通常のポンプでは数日でボロボロになってしまうような、化学薬品混じりの廃液や腐食性の強い水。これらを扱う現場では、接液部の「材質」が製品寿命を左右します。櫻川ポンプの耐食シリーズは、厳しい化学的負荷に耐える厳選された素材を使用しています。

耐食ステンレスポンプ(Jシリーズ)

腐食性のある液体の排水に特化した、オールステンレス製のポンプです。ビルや工場の廃液処理など、高い耐食性が求められるシーンで真価を発揮します。

  • 材質のこだわり:接液部にはすべてSUS313やSCS14を採用。パッキン類には耐薬品性の高いフッ素ゴムやニトリルゴムを、メカニカルシールには耐酸超硬製を使用し、長期間安定した密封機能を維持します。
  • 安心の保護機能:J-40CTおよびJ-212Cには「自動復帰形オートカット」を内蔵。モータの異常な温度上昇を検知して焼損を未然に防ぎます。
  • 主な用途:化学プラント・工場の廃液排水、浄化槽、処理場の腐食性液排水

Jシリーズ-(ステンレス製)-耐食ポンプ

Jシリーズの詳細はこちら

さくみ

「薬品混じりの水は、目に見えないところでポンプをジワジワ痛めてしまうもの。Jシリーズは接液部の金属はもちろん、パッキン一つまで耐薬品性を追求しているから、過酷な廃液現場でも頼りになるんですよ!」

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耐海水ポンプ:過酷な塩害環境を克服する

海水による金属腐食は非常に進行が早く、標準的なポンプではすぐにトラブルの原因となります。櫻川ポンプの耐海水仕様は、単に錆びに強いだけでなく、電気化学的な腐食防止策まで施したプロ仕様です。

耐海水仕様ポンプ(UKL-K / UKH-Kシリーズ)

頑丈な鋳鉄製「U-Kシリーズ」をベースにした海水専用モデルです。現場の条件や想定される使用期間に合わせて、2つの耐久グレードから選択可能です。

  • UKL-K(短期・手軽仕様):「まずは手軽に海水を排水したい」という現場に最適。モータシャフトには耐食性の高いSUS316を採用し、環境対応型タールエポキシ樹脂塗装(1回塗り)と犠牲陽極を標準装備しています。
  • UKH-K(長期・高耐久仕様):長期間の設置や厳しい塩害環境に耐えるプロ仕様。塗装を3回塗りに強化し、さらにサクションカバーやストレーナにもSUS316を採用。メカニカルシールのゴム材質もワンランク上のものを使用しています。
  • 主な用途:海岸・港湾地区の工事排水、養殖場、水産加工工場の給排水

UKL-KUKH-Kシリーズ-(鋳鉄製)-耐海水ポンプ

UKL-K / UKH-Kシリーズの詳細はこちら

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さくゾウ

「へぇ〜!でも、海水仕様のポンプってこのシリーズだけなのかな?もっと大きいポンプやサンドポンプを海水で使いたい時はどうすればいいの?」

さくみ

「いい質問だね!この記事で紹介しているのは、短納期でお届けできるよう標準化した機種なんだ。実はサンドポンプや大水量ポンプなど、他のシリーズを『耐海水仕様』にカスタマイズすることも可能なんだゾウ。詳しくは総合カタログのオプションページをチェックしてみてね!」

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耐高温ポンプ:熱水・ボイラー排水を安全に排出する

一般的な水中ポンプは、液温40℃までしか耐えられない設計になっています。しかし、工場のボイラー排水や製鉄所、発電所などの現場では、それを超える熱水を排出する必要があります。櫻川ポンプでは、現場の温度条件に合わせて、常時60℃および80℃に対応する2つのシリーズを標準化しています。

耐高温仕様ポンプ(UHL-K / UHH-Kシリーズ)

頑丈な鋳物製「U-Kシリーズ」をベースに、主要部品をすべて熱に強い特殊仕様へ変更したモデルです。排水の温度に合わせて、最適なグレードを選択可能です。

  • UHL-K(常時60℃対応):「Max60℃」までの熱水に対応。メカニカルシールや潤滑油、Oリング類に耐高温仕様の部材を採用した、手軽に導入できる耐熱モデルです。
  • UHH-K(常時80℃対応):「Max80℃」の過酷な熱水にも耐えうる高耐久モデルです。モータの耐熱クラスをワンランクアップ(F種からH種へ)させ、内部熱による絶縁劣化を徹底的に防ぎます。
  • 熱によるトラブルを未然に防ぐ設計:
    • 潤滑油の最適化:温度上昇による粘性低下を防ぐため、高粘度の特殊潤滑油を採用。シールの潤滑・冷却機能を維持します。
    • 特殊シール・パッキン:熱による膨張で止水効果が失われないよう、Oリングやパッキンにはフッ素ゴムや耐高温仕様の部材を厳選しています。
  • 主な用途:製鉄所・発電所・製紙工場・ガラス工場などのプロセス排水、ボイラー排水、温泉排水

UHL-KUHH-Kシリーズ-(鋳鉄製)-耐海水ポンプ

UHL-K / UHH-Kシリーズの詳細はこちら

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さくゾウ

「熱いお湯を出す現場っていろいろあるよね。このU-Kシリーズ以外にも、耐高温仕様にできるポンプってあるのかな?」

さくみ

「もちろん!ここで紹介しているのは、すぐにお届けできるようあらかじめ仕様を固めたモデルなんだ。他のシリーズのポンプを『耐高温仕様』にカスタマイズして製作することもできるんだゾウ。どのシリーズが該当するかは、総合カタログのオプションページを確認してみてね!」

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自動か非自動か?「オートポンプ(自動運転ポンプ)」の種類

ここまでの解説で、現場の環境や液質に合わせて、水中ポンプには非常に多くの種類があることがお分かりいただけたかと思います。基本的には、これまでにご紹介した種類でほとんどの現場に対応可能です。

しかし、これらのポンプを運用する中で、現場からはある切実な要望が寄せられるようになりました。それが「水が溜まったら、いちいち人間がスイッチを入れなくても自動で排水してほしい」というものです。

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さくゾウ

「夜中に雨が降ったときとか、わざわざ現場に行ってスイッチを入れるのは大変なんだよね。最初から全部自動になればいいのに!」

さくみ

「そうですね。でも、普通のポンプを自動で動かそうとすると、実はかなり手間がかかるんですよ。」

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オートポンプ(自動運転ポンプ)誕生の背景

本来、水中ポンプを自動運転させるためには、ポンプ本体以外にも「水位を検知するフロート」や、それを制御する「専用の制御盤」など、さまざまな機器を別途用意し、複雑な配線・設置作業を行う必要がありました。これにはコストも時間もかかります。

「もっと簡単に、手軽に自動運転を実現したい」――そんな現場の声を形にしたのが、ポンプ本体に制御機能が組み込まれた「自動運転ポンプ(オートポンプ)」です。現在では、先ほどご紹介した主要な種類(一部を除く)にこのオートポンプ仕様がラインナップされており、電源をつなぐだけで即座に自動排水が始められるようになっています。

オートポンプに水位制御機能が入ってる

自動運転にするメリット

オートポンプを導入することで、現場には以下のような大きなメリットがもたらされます。

  • 手間とコストの削減:別途、制御盤や複雑な外部配線を用意する必要がありません。
  • 人件費のカット:電源の抜き差し作業や、夜間の水位見回りが不要になります。
  • 省エネ・長寿命化:水がある時だけ動き、なくなれば止まるため、無駄な「渇水運転」による電気代や部品の摩耗を大幅に抑えられます。

自動運転ポンプ(オートポンプ)3つの水位検知方法

水位をどのように検知するかによって、大きく3つのタイプに分けられます。それぞれの特性を理解して、現場に最適なものを選びましょう。

検知方式 仕組みと特長 メリット・注意点
センサー式
(静電容量式)
スマホのタッチパネルが反応する仕組みと同じです。水と空気の誘電率の差をモニターし、水がセンサーに触れて電荷の量が変わることで水位を検知します。 ○ 省スペースで設置可能。
○ 泥や汚れに非常に強い。
× 油分や純水には反応しません。
電極式 電極同士、または電極とポンプ本体が水を通じて通電した際の抵抗値変化で検知します。 ○ 構造がシンプルで安価。
× 泥や落ち葉がまとわりつくと通電せず、反応しないリスクがあります。
× 油分や純水には反応しません。
フロート式 物理的な「浮き」が水位で上下し、内部のスイッチが傾くことで検知します。 △ 設置にスペースが必要。
△ 波や浮遊物で誤作動の恐れあり。
○ 海水・油・薬品混じりでも確実。

センサー式、電極式、フロート式

現場のニーズに応える「検知点数」の違いと活用法

オートポンプは、水位を検知するポイント(点数)によって、運転の仕方が異なります。現場の排水計画に合わせて、最適な点数を選びましょう。

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さくゾウ

「1点とか2点とかあるけど、どう使い分ければいいの?あと『交互運転』って難しそうだけど……」

さくみ

「シンプルに使いたいなら1点式、水位を細かく管理したいなら2点式がおすすめです。2点式と3点式を組み合わせると、それぞれを電源につなぐだけで、制御盤なしで『自動交互運転』もできちゃうんですよ!」

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1. 【1点検知式】シンプル設置と賢い自動運転

センサー(またはフロート)の先端を、ポンプを作動させたい高さに合わせるだけで設置完了です。櫻川の1点式オートポンプは、内蔵マイコンが排水時間を自動で計算する「賢い運転」が特長です。

  • 独自の「変動タイマー」:流入量に合わせて排水時間を自動調節します。水が溜まりにくい時は運転時間を短縮し、無駄な渇水運転を徹底カット。固定タイマー式に比べ、渇水時間を最大43%削減し、消費電力を最大54%削減可能です。
  • 変動タイマー仕組み

    オートポンプ渇水時間、消費電力削減

  • 簡単設置:手で曲げられるフレキシブルセンサーを採用。工具なしでの水位設置ができます。フロート式は付属の支持棒にフロートを固定するだけです。
  • センサー、フロート設置方法

  • 誤作動防止:波や水しぶきでスイッチが入らないよう、センサー(またはフロート)が水位検知してから3秒間状態が継続すればポンプをON(又はOFF)と判断します。
  • タフな構造:本体転倒時もセンサー線が地面に挟まれにくいガード形状など、現場での扱いやすさを追求しています。(一部のセンサー式のみ)

→1点検知式オートポンプ 【センサー式】 UEXシリーズ / RAUシリーズ、【フロート式】 RAUFシリーズの詳細はこちら

2. 【2点検知式】排水・停止水位を自由に指定

「この高さになったらポンプを動かして、ここまで下がったら止めたい」という、明確な水位管理が必要な現場に最適です。センサー線(またはフロート)が2本出ています。

  • ポジションフリー:櫻川の2点式オートポンプなら2本のセンサー(またはフロート)はどちらを上にしてもOK。ポンプが自動で上下関係を判断するため、設置ミスによる誤作動が発生しません。
  • センサー式・フロート式の選択:省スペースならセンサー式、海水や油混じりの水質ならフロート式と、環境に合わせて選べます。

2点式オートポンプの仕組み

→2点検知式オートポンプ【センサー式】UOXシリーズ、【フロート式】UOYシリーズの詳細はこちら

3. 【自動交互運転】2台を電源につなぐだけで寿命が延びる

2点式と3点式のポンプを併用することで、特別な制御盤を用意することなく「自動交互運転」が実現します。2台を電源につなぐだけで、1回ごとに運転を交代します。

  • ポンプの長寿命化:交互に休ませながら運転することで、1台あたりの負荷を減らし、製品寿命を大幅に延ばせます。
  • 異常増水への対応:水位が急上昇した際は、3点式の「異常水位センサー(赤色)」が検知し、2台同時にフル稼働して冠水を防ぎます。
  • バックアップ機能:万が一どちらかが故障しても、もう一方が単独で自動運転を継続。現場が止まるリスクを最小限に抑えます。

自動交互運転の仕組み

→自動交互運転ポンプ【センサー式】UOX/UOX-Wシリーズ、【フロート式】UOY/UOY-Wシリーズの詳細はこちら

点数 検知方法の特長 こんな現場におすすめ 代表シリーズ(櫻川ポンプ)
1点式 変動タイマーで無駄なく排水。
設置が最も簡単。
一般的な湧水排水、省エネを重視する現場 UEXシリーズ(センサー式)
RAUシリーズ(センサー式)
RAUFシリーズ(フロート式)
2点式 開始と停止の水位を任意に指定。 ピット排水、水位を一定範囲に保ちたい現場 UOXシリーズ(センサー式)
UOYシリーズ(フロート式)
交互運転 2台で交代運転。異常時は2台同時。
制御盤いらずでバックアップも万全。
排水が止まってはいけない重要なピット、
長期にわたる排水管理が必要な現場
UOX/UOX-Wシリーズ(センサー式)
UOY/UOY-Wシリーズ(フロート式)
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さくみ

「制御盤を買わなくても交互運転ができるのは櫻川の大きな強み。故障リスクを分散させたい重要な現場ほど、この2点・3点式の併用が選ばれているんですよ!」


まとめ:現場に最適な水中ポンプ選びが、コストと効率を変える

水中ポンプには、一般工事用からサンド用、さらには高温や海水といった特殊環境用まで、非常に多くの種類が存在します。最適な一台を選ぶためには、まず「どのような性質の水を、どのくらいの高さ・量で送りたいのか」という現場の条件を明確にすることが何より重要です。

参考記事:水中ポンプ選び方のポイント|メーカー解説!能力計算から用途別の選び方まで【2026】

特に今回の記事でご紹介した「オートポンプ(自動運転)」を賢く活用すれば、設置の手間を省けるだけでなく、電気代の削減やポンプの長寿命化といった長期的なメリットも得られます。櫻川独自の「静電容量式センサー」や「変動タイマー」は、まさに現場の「困った」を解決するために生まれた技術です。

💡 失敗しないポンプ選びの最終チェック

  • 液質を確認:泥や砂は入っているか?薬品や海水ではないか?
  • 運転方式を選択:手動か、それとも管理を楽にするオートポンプか?
  • 環境に合わせる:設置スペースは十分か?電源の種類は合っているか?

さくみ

「種類が多くて迷うかもしれませんが、そんな時はぜひ私たちプロにご相談ください。現場の状況を伺い、10年、20年先まで安心して使える最適な一台を一緒に見つけましょう!」

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日本初の水中ポンプメーカーとして歩んできた櫻川ポンプ製作所は、培った技術とノウハウで、あらゆる現場の「水」の課題に応え続けます。製品選びで迷われた際や、特殊なカスタマイズのご相談など、まずはお気軽にお問い合わせください。

水中ポンプの選定やトラブルについて、
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この記事を書いた人

株式会社櫻川ポンプ製作所

株式会社 櫻川ポンプ製作所 編集部

昭和30年設立。水中ポンプのパイオニアとして「Hydro-Techno Solution」を掲げ、流体技術による社会課題の解決に取り組んでいます。 ISO9001/14001認証取得企業として、確かな技術と経験に基づいた情報を発信します。

※正確で分かりやすい情報発信のため、社内知見を基に生成AIを活用して草案を作成し、専門家が監修しています。

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